九谷焼(くたにやき)は、石川県を代表する色絵磁器。赤・黄・緑・紫・紺青の「九谷五彩」と呼ばれる鮮やかな色使いが特徴の日本屈指の伝統工芸です。
金沢・石川県内では、その九谷焼を自分で絵付けできる体験施設が充実しています。子どもから大人まで楽しめる手軽な体験で、旅の記念品として後日自宅に届く「世界にひとつの器」を作ることができます。
・九谷焼とは(九谷五彩・特徴)
・絵付け体験と KUTANI SEAL の違い
・おすすめ施設5選(料金・口コミ・所要時間・予約・アクセス一覧)
・当日の流れと初心者のコツ
・施設の選び方・よくある質問
九谷焼とは?絵付け体験でできること
九谷五彩と絵付けの特徴
九谷焼の最大の特徴は「九谷五彩」——赤・黄・緑・紫・紺青の5色を使った大胆で華やかな色絵です。色を厚く盛り上げて塗る「盛絵(もりえ)」の技法は、九谷焼ならではの豊かな存在感を生みます。
絵付け体験では、素焼き済みの白い器に好きな絵柄を描いた後、窯で焼成することで色が定着します。描いた絵の具は焼成前に布で拭き取れるので、描き直しができるのも初心者に嬉しいポイントです。

絵付け体験と KUTANI SEAL の違い
| 絵付け体験(筆で描く) | KUTANI SEAL(シール転写) | |
|---|---|---|
| 難易度 | ★★☆(自由に描く) | ★☆☆(シールを貼るだけ) |
| 所要時間 | 60〜120分 | 約60〜90分 |
| 作品受け取り | 10日〜2か月後(郵送) | 約1か月後(郵送) |
| おすすめ | 本格体験・オリジナルデザイン | 手軽・デザイン重視 |
九谷焼 絵付け体験ができる施設5選【金沢・石川・2026年最新】

① 九谷満月|最大200名・加賀温泉郷・じゃらん4.7
「先生がとても明るくユニークで、その人に合ったアドバイスをくれた。笑いながらそれぞれの個性が出た器を作れた」(夫婦)
「4歳の子供も一緒に楽しめた。無料送迎バスも出してもらい、丁寧な対応だった」(ファミリー)
「スタッフが心を込めて丁寧にサポートしてくれるので初めてでも安心」
加賀温泉郷(加賀市山代温泉)にある大型九谷焼体験施設。最大200名が同時に体験できる広さが特徴で、修学旅行や家族旅行での団体利用に人気です。50種類以上のアイテムから好きな器を選んで絵付けできます。絵が苦手でも塗り絵タイプの下絵を使えばきれいな仕上がりになります。ランチ(1階かま飯まんぷく・個人利用可)付きで丸一日楽しめる複合施設です。
| 住所 | 石川県加賀市山代温泉18-59-1 |
| TEL | 0761-77-2121(フリーダイヤル:0120-47-2121) |
| 営業時間 | 8:00〜17:00 年中無休 |
| 体験料 | 絵付け体験2,750円〜(税込)/生地代550円〜別途/うつわシール体験1,100円〜 |
| 予約 | 個人は予約不要・団体は要予約(Webまたは電話) |
| 対象年齢 | 年齢制限なし(幼児も保護者同伴で可) |
| アクセス | JR加賀温泉駅から無料送迎バスあり(2名以上・前日までに要電話予約) |
| 公式サイト | mangetsu.co.jp(体験ページ) |
② 工房ひょんの木|国登録有形文化財の武家屋敷・金沢市内・ブログ高評価
「穏やかでやさしい先生に導かれ、心の底から楽しんだ。あとから届く完成品を待つのも旅行の楽しみのひとつ」
「築160年の武家屋敷という雰囲気が最高。座敷から庭の”ひょんの木”を眺めながら体験できる非日常感が素晴らしい」
「九谷焼伝統工芸士の先生が絵柄の相談にも乗ってくれる。丁寧な指導で初心者でも安心」
金沢市香林坊エリアにある絵付け工房。築160年の武家屋敷を工房に転用しており、家屋と土塀が国の登録有形文化財という唯一無二の環境で体験できます。庭には樹齢200年の「ひょんの木」が生え、座敷から眺めることができます。オーナーの井出幸子さんは九谷焼伝統工芸士で、絵柄の相談から丁寧に対応してくれると評判です。
| 住所 | 石川県金沢市香林坊2-5-29 |
| TEL | 076-254-6957 |
| 営業時間 | 10:00〜17:00 |
| 定休日 | 水曜・木曜 |
| 体験料 | 2,000円+生地代(器の種類により異なる) |
| 所要時間 | 約2時間 |
| 予約 | 前日17時までに電話またはメールで要予約 |
| アクセス | 香林坊・南町 各バス停から徒歩約8分/金沢21世紀美術館から徒歩約5分 |
| 予約ページ | かなざわ自由時間(予約) |
③ 九谷光仙窯|工房見学つき・明治3年創業の老舗窯元・2026年料金改定済み
「色の指定をおまかせにしたら九谷焼らしい素敵な仕上がりで届いた。約2か月後に完成品が来る楽しみがある」
「皇室も訪れた由緒ある窯元。工房の見学ができ、本格的な九谷焼の世界が感じられた」
⚠️ 「自分が指定した色が職人によって変更された」「外国人観光客が多く落ち着いて描けなかった」という声も。彩色(色塗り)の工程は職人が担当するため、体験できるのは線描き(下絵)のみです。
1870年(明治3年)創業。金沢で唯一、ろくろ成形から上絵付けまで一貫して手作業で行う老舗窯元。体験前に職人の制作現場を見学できます。体験後の彩色は専属職人が伝統の和絵具で仕上げるため「本格的な九谷焼として完成する」のが特徴ですが、自分で色まで塗りたい方は別の施設をおすすめします。
| 住所 | 石川県金沢市大桑町ウ22-2 |
| 体験料 | 2,200円〜6,600円(税込・2026年1月改定後)+送料別途 |
| 所要時間 | 工房見学含む約1時間 |
| 予約 | 要予約(公式サイトから) |
| 体験内容 | 線描き(下絵)はお客様・彩色(色塗り)は職人が担当 |
| 発送 | 10日前後で着払い発送(現地引き取りも可) |
| 公式サイト | kutanikosen.com |
④ 野村右園堂|兼六園から徒歩5分・大正14年創業・じゃらん4.7
「所要時間は約1時間半。九谷焼の絵付け技法を丁寧に説明してくれ、楽しく学びながら体験できた。10日後に届いた完成品は出来上がり前と全然違う色になっていて驚いた」(夫婦)
「防寒のひざ掛け・ストーブ・手荷物置きのかごまで用意してあり至れり尽くせり。スタッフが本当に親切」
「家族4人でお皿の絵付けをした。大人も子供もいい感じで作れた。旅の思い出に浸っています」(ファミリー)
大正14年(1925年)創業の九谷焼老舗専門店。兼六園・金沢城のすぐそば(兼六園公園入口から徒歩約5分)という抜群の立地で、観光とのセットで参加しやすいのが特徴です。2階の体験スペースでは九谷焼作家が丁寧に指導してくれます。通常の九谷五彩に加え26色のカラーバリエーションを用意しており、自分で全工程を描ける本格スタイルです。
| 住所 | 石川県金沢市兼六町2番3号 |
| TEL | 076-231-5234 |
| 体験料 | 2,500円〜(アイテムにより異なる・送料別途) |
| 所要時間 | 約90分(個人差あり・2時間かかる場合も) |
| 対象年齢 | 7歳以上(じゃらん記載) |
| 予約 | 要予約(じゃらんnet または電話・土日祝は特に早めに) |
| 発送 | 体験後約10日後 |
| アクセス | 兼六園公園入口から徒歩約5分/北陸鉄道バス「兼六園下」下車 徒歩約10分 |
| 公式サイト | uendo.jp/workshop |
⑤ 八百萬本舗(KUTANI SEAL)|ひがし茶屋街近く・シール転写体験
「絵が苦手でもシールを並べるだけでプロのような九谷焼が仕上がる。旅行でも気軽に参加できるのが嬉しい」
「ひがし茶屋街の散策とセットで立ち寄れて便利。転写シールの種類が豊富で和柄から現代的なデザインまで選べる」
「完成品は約1か月後に届いて旅の余韻が続く」
金沢・浅野川のほとり(ひがし茶屋街から徒歩約5分)にある石川の物産・工芸セレクト店「八百萬本舗」内のKUTANI SEAL SHOPで体験できます。転写シールを白い器に自由にレイアウトして貼り付ける体験で、筆で描く絵付けより手軽に九谷焼を楽しめます。作品は焼成後、約1か月で郵送されます。
| 住所 | 石川県金沢市尾張町2-14-20 八百萬本舗内 |
| TEL | 076-213-5148 |
| 営業時間 | 10:00〜18:00(不定休) |
| 体験料 | 4,950円〜(器の種類により異なる)+発送希望の場合は送料別途 |
| 所要時間 | 約60〜90分 |
| 予約 | 要予約(公式サイトから・24時間前締切。5名以上・小学生中学年以下は電話で要相談) |
| 作品受取 | 焼成後約1か月で郵送 |
| アクセス | 北陸鉄道バス「橋場町」下車・浅野川大橋を渡り徒歩約2分 |
| 公式サイト | kutaniseal.com(ワークショップ予約) |
施設比較テーブル(口コミ評価つき)
| 施設 | 料金 | 所要 | 予約 | 作品受取 | 口コミ |
|---|---|---|---|---|---|
| 九谷満月 加賀市・大型 |
2,750円〜 | 30〜90分 | 個人不要 | 2〜3週間後 | ⭐4.7(1,827件) |
| 工房ひょんの木 金沢・武家屋敷 |
2,000円+生地代 | 約2時間 | 要予約 | 後日焼成後 | ブログ高評価多数 |
| 九谷光仙窯 金沢・老舗窯元 |
2,200円〜 | 約1時間 | 要予約 | 10日後 | 賛否あり ⚠️彩色は職人担当 |
| 野村右園堂 金沢・兼六園近く |
2,500円〜 | 約90分 | 要予約 | 10日後 | ⭐4.7(15件) |
| 八百萬本舗 金沢・茶屋街近く |
4,950円〜 | 60〜90分 | 要予約 | 約1か月後 | 旅ブログ好評 |
※最新料金は公式サイトでご確認ください
・口コミ件数が多く安心 → 九谷満月(じゃらん1,827件・4.7)
・本格的に自分で全部描きたい → 野村右園堂・工房ひょんの木
・工房見学も一緒に楽しみたい → 九谷光仙窯(ただし彩色は職人担当)
・シール転写で手軽に楽しみたい → 八百萬本舗 KUTANI SEAL
・雰囲気・非日常感重視 → 工房ひょんの木(国登録有形文化財の武家屋敷)
・兼六園観光とセットで → 野村右園堂(兼六園から徒歩5分)
九谷焼 絵付け体験の流れ
- STEP 1:素地(器)を選ぶ
湯呑み・マグカップ・皿・飯碗など好きな形と大きさを選びます。サイズが小さいほど描きやすく料金も安め。迷ったらスタッフに相談しましょう。 - STEP 2:絵柄を決める
参考資料やサンプルを見ながらモチーフを決めます。フリースタイルまたは塗り絵タイプの下絵付きから選べる施設が多いです。初心者は下絵付きが安心です。 - STEP 3:九谷五彩で絵を描く
赤・黄・緑・紫・紺青の絵の具を使って自由に彩色します。描き間違えたら乾く前に布で拭き取れます。 - STEP 4:乾燥・受け渡し
描き終えたら工房スタッフに渡します。焼成後、施設により約10日〜2か月で完成品が自宅に届きます(着払い)。

初心者がきれいに仕上げるコツ
- 色を厚く盛り上げる:九谷焼らしい発色は、絵の具を薄く塗るのではなく盛り上げるように厚く塗ることで生まれます。
- 色数を絞る:3〜4色に絞るとまとまりが出ます。
- 余白を活かす:白い素地を塗りつぶさず余白を残すと、九谷焼らしいメリハリのある仕上がりになります。
- シンプルなモチーフを選ぶ:花・葉・動物など単純な形から始めると描きやすいです。
- 焼成後の色変化を楽しむ:絵の具は焼く前と後で色が大きく変わります。焼き上がりのサプライズも九谷焼体験の醍醐味のひとつです。
よくある質問(FAQ)
Q. 九谷焼の絵付け体験は当日持ち帰れますか?
九谷焼の絵付け体験は焼成が必要なため当日持ち帰りはできません。施設により10日〜2か月後に郵送または現地引き取りとなります。KUTANI SEAL(八百萬本舗)も焼成があるため約1か月後の発送です。
Q. 九谷焼の絵付け体験は子どもでも参加できますか?
はい。九谷満月・工房ひょんの木は年齢制限なし(未就学児も保護者同伴で可)です。野村右園堂は7歳以上が目安です。塗り絵タイプの下絵がある施設も多く、小さなお子様でも安心して参加できます。
Q. 九谷焼の絵付け体験の料金はいくらですか?
施設・器の種類によって異なります。目安は、九谷満月:2,750円〜(生地代別途)、工房ひょんの木:2,000円+生地代、九谷光仙窯:2,200円〜6,600円、野村右園堂:2,500円〜、KUTANI SEAL(八百萬本舗):4,950円〜です。
Q. ひがし茶屋街近くで九谷焼体験できますか?
八百萬本舗内のKUTANI SEAL SHOP(金沢市尾張町2-14-20)がひがし茶屋街から徒歩約5分にあります。転写シールで九谷焼を作るワークショップを毎日開催しています。公式サイトから予約できます。
Q. 九谷焼体験と加賀友禅体験はどちらがおすすめですか?
完成品をその日に持ち帰りたいなら加賀友禅の型染め体験(当日OK)。後日届く焼き物を手元に残したいなら九谷焼の絵付け体験がおすすめです。子ども連れなら色塗りが楽しい九谷焼が低年齢でも参加しやすいです。
まとめ
九谷焼の絵付け体験は、石川県を代表する伝統工芸を「作る側」から体験できる貴重な機会です。焼き上がりを待つ楽しみも、旅の思い出をより深めてくれます。
| こんな方に | おすすめ施設 |
|---|---|
| 口コミ件数が多くて安心したい | 九谷満月 じゃらん4.7・1,827件 |
| 本格的に自分で全部描きたい | 野村右園堂 兼六園近く・26色・4.7 |
| 雰囲気重視・非日常を体験したい | 工房ひょんの木 国登録有形文化財の武家屋敷 |
| 工房の製造現場も見たい | 九谷光仙窯 窯元見学つき(彩色は職人担当) |
| シール転写で手軽に楽しみたい | 八百萬本舗 KUTANI SEAL ひがし茶屋街近く |
▶ 加賀友禅体験 完全ガイド|金沢のおすすめ施設6選と料金・当日の流れ
▶ 金沢の伝統工芸体験おすすめ10選|金箔・加賀友禅・水引・九谷焼の料金と予約方法を比較
▶ 金沢で伝統工芸体験をはしごする方法|1日2体験の最強組み合わせ6パターン
※料金・体験内容・営業時間は変更になる場合があります。最新情報は各施設の公式サイトをご確認ください。


コメント