今回は、8月2日放送の「マツコの知らない世界」で紹介された家田紙工の
『水うちわ』をご紹介します。
水うちわとは
テレビ局から引っ張りダコのマツコさんですが、なかでも「マツコの知らない世界」はアウト×デラックスと同じくらい、好きな番組です。
マニアックな趣味の方々が、”自分の好きなものをマツコさんにプレゼンする”といった一見地味な番組ですが、紹介される商品も個性的で、プレゼンターも面白い人が多く、思わず見入ってしまいます。
今回のプレゼンターは、ギフトコンシェルジュの真野知子さん。
ギフトコンシュルジュは贈り物やプレゼントで悩んでいる人に商品を選んでくれるというサービスをしています。
真野さんのブログ(ヘッダーの字がちっちゃめ^^;)
出典:今治謹製
真野さんが「人と差がつく手土産の世界」をプレゼンした手土産の一つに水うちわがありました。
水うちわとは?使い方は?
水うちわとは何ぞや?と、マツコさんも?な表情で真野さんに尋ねていました。
うちわの扇部分が透けているのと、昔は水につけて気化熱で涼むという方法で涼をとっていたことから、「水うちわ」と呼ばれているそうです。
竹製の骨組に、雁皮紙(がんぴし)という非常に薄い紙を貼り、専用のニスを塗って仕上げてあるのが大きな特徴です。
ニスを塗る事により、透明感が出て、涼しげなうちわに仕上がります。また涼し気な絵も描かれていて、とても涼感のあるデザインになっています。
出典:水うちわ.com
番組内でもマツコさんが霧吹きの水を扇部に吹きかけ、自分の顔に仰ぐと
「水滴がちょっと飛んできて涼しい〜これちょっと欲しいかも?!」
と、絶賛していました。
ふつうのうちわは、紙とプラスチックでできているものが多く、花火大会などで広告が記載されているものを貰ったりしますよね。
家田紙工の水うちわは、岐阜県は美濃の伝統工芸品で、※1手漉き(てすき)和紙職人の
※2コルソヤードという工房が、※3雁皮紙(がんぴし)と呼ばれる正真正銘、本物の
「美濃手漉き(みのてすき)和紙」だそうです。
※1 手漉き(てすき)・・・機械でなく職人が手で紙を漉(す)くこと
※2 Corsoyard(コルソヤード)・・・岐阜県美濃市で手すき和紙を製造する工房
※3 雁皮紙(がんぴし)・・・ガンピの樹皮の繊維から作った、薄く上質の和紙。
雁皮の花(かわいいですね) 出典:http://blog.livedoor.jp/mhc0408/
水うちわの魅力
家にいるときはクーラーや扇風機などがあるので、うちわや扇子はあまり使われなくなってきました。一方屋外では、花火大会やバーベキューなどでよく使う機会があるかと思います。
それら一般的なうちわは、広告が記載された大量生産のものが多いかと思います。
お土産屋さんなどで、和紙製の便箋などの雑貨も見かけますが、多くは機械で作られたものだそうです。
今回ご紹介した水うちわは、和紙職人が手漉きで作った伝統工芸品です。
熟練の技と、手間がかかるため、一つつくるのにも時間がかかります。
そのため、価格も5000円~9000円と高価です。
なかなか手が出ないお値段ですが日頃お世話になっている方や、お父さんやお母さんへの感謝の贈り物としては、大変喜ばれる一品ではないでしょうか?
また海外からきた旅行客のお土産としても、日本の文化を知ってもらう上で、素敵なプレゼントになるかもしれませんね。
水うちわのご購入
日本の素晴らしい伝統工芸を受け継ぐ職人の和紙で作られた”水うちわ”はオンラインショップで買うことができます。
公式オンラインショップはこちら
美濃手すき和紙専門店カミノシゴト