ひろゆき氏が立ち上げた「メイドインジャパン」:日本の技術を世界に発信する新たな挑戦

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はじめに

日本のインターネット文化の先駆者として知られるひろゆき氏(西村博之氏)が、新たに設立した会社「株式会社メイドインジャパン」が注目を集めています。この会社は、日本の隠れた技術や職人の製品を世界に広めることを目的としています。本記事では、ひろゆき氏がどのような思いでこの会社を立ち上げ、どのようなビジョンを持っているのかを詳しく紹介します。

https://shop.modein.jp/

メイドインジャパン設立の背景

ひろゆき氏は、2024年12月16日に東京で行われた発表会で、株式会社メイドインジャパンの設立を発表しました。この会社は、石川県の鹿島郡中能都町に本社を置き、丸井織物と共同でアパレルブランド「Mo,dein Japan モードインジャパン」を立ち上げました。丸井織物は、わたしの実家近くの馴染みがある会社で、最近ではテレビCMもよく流れています。

ひろゆき氏は、設立の背景について次のように語っています。

「日本製品は海外では評価されているが、日本人はその価値をあまり理解していません。例えば、イギリスで上場した『Superdry 極度乾燥(しなさい)』は、世界40ヵ国以上で流通されていますが、日本人は意外と知らない。そういう背景を踏まえて、材料の調達から縫製まで全てを日本でやっていることを示すために『メイドインジャパン』と名付けました。」

この発言からも分かるように、ひろゆき氏は日本製品の魅力を再認識させることが重要だと考えています。

ブランド「モードインジャパン」の特徴

「モードインジャパン」(Mo,de in Japan)は、アラミド繊維100%を使用した衣服を展開しています。アラミド繊維は、防弾チョッキや防刃チョッキなどに使用される高性能な素材であり、その特性を活かした「燃えにくい」「切れにくい」衣服が特徴です。

ただアラミド繊維は、紫外線にさらされると強度が低下するという懸念があります。その点は昨年配信された「世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた」(ABEMA)で、ナミビアの砂漠を歩いた際に試作品を着ていたので、検証済であると思われます。

具体的な製品ラインナップと価格は以下の通りです:

出典:https://shop.modein.jp/
  • 半袖Tシャツ:31,900円
  • 長袖Tシャツ:37,400円
  • パーカー:59,400円
  • ジップアップパーカー:70,400円

ひろゆき氏は、この製品開発の経緯について次のように説明しています。「これまでも『丈夫な素材なら破れずに一生着られるのでは?』と思い、アラミド繊維の服を愛用していたこともあり、アラミド繊維100%のものを作られたら良いな、というところを着想源に、昨年から試作を繰り返していました」

また記者からの質問で、「暖かいとか汗が乾くとかいう利便性」について聞かれた際には、「そういった製品は量販店で買ってください。丈夫であるとか燃えにくいという商品がなかったので・・」と回答されていました。

さらに、製品発表会では自らTシャツをバーナーで炙り、ナイフで切るデモンストレーションを行い、アラミド繊維の耐久性を強くアピールしました。

日本の技術を掘り起こす

メイドインジャパン株式会社は、日本国内で埋もれている優れた技術力や職人技術を掘り起こし、それらを商品化することを目指しています。ひろゆき氏は、「埋もれた技術を発掘し、有力企業とタッグを組んで新規ビジネスを開拓したい」と意気込みを語っています。また、丸井織物の宮本智之・代表取締役専務も、「日本中の優れた技術を発見し、発信していく」と述べています。

この取り組みは、日本の製造業が持つ高度な技術力を活かすものです。日本の製造業は、エレクトロニクス、自動車、精密機械などの分野で世界のトップ企業が採用する製品を生み出しています。研究開発への投資や職人技の継承が、この競争力の維持に寄与しています。

地域文化とモノづくりの継承

メイドインジャパン社は、地域文化や伝統工芸の継承にも力を入れています。日本には多くの素晴らしい技術や文化が存在しますが、それらは現在、失われつつある状況にあります。ひろゆき氏は、「地域文化を守り、後世へと伝えていくことが重要」と考え、地域に根ざしたモノづくりを支援する姿勢を示しています。

この考え方は、株式会社made in Japanの理念とも共通しています。同社は「継承と発展-日本文化のアイデンティティの確立」を企業理念に掲げ「世界が均質化していく中で失われていく地域文化があります。made in Japanは地域文化を守るために流通を活性化させ、文化を継続するための発展を促し、その地域文化の価値を確立させるために活動します」と述べています。

海外市場への展開

ひろゆき氏は、日本製品が海外市場で高く評価されていることから、その価値を海外に広める活動にも注力しています。「誰かがやるべきなのに、誰もやらない」という思いから、自ら行動することで他者にも影響を与えたいと考えています。彼は、「我々が『ちゃんと売れました』となることで、他の企業も真似するようになる」と期待感を示しています。

実際、海外では日本製品に対する評価は非常に高いです。「メイドインジャパン」という表記は、製品の品質を担保するものと認識されています。特に、日本の伝統や文化を反映した独自のデザインが多く、これが世界中の人々に魅力を感じさせています。

また、日本製品は、その品質の高さ、独自のデザイン、そして高度な技術力によって、世界中で高く評価されています。例えば、自動車(トヨタ、ホンダ、スズキなど)、医薬品(風邪薬や湿布薬)、家電製品(エアコン、冷蔵庫)、文房具(ボールペン、シャープペンシル)、食品(インスタントラーメン、日本酒)などが特に人気があります。

新たな挑戦と今後の展望

株式会社made in Japanでは、今後の商品として靴下や手袋など他のアパレルの展開も構想中のようです。ひろゆき氏は、「丈夫な商品は他にはないので、その需要に応えていきたい」と語り、新しい商品開発への意欲を見せています。また、アパレルだけでなく、食品やその他の商品展開も視野に入れているようです。事業参画パートナーも随時募集中であり、多様な企業とのコラボレーションによってさらなる成長を目指しています。

日本企業の海外展開においては、Made in Japanの商品が世界中で高い評価を受けていることを活かし、自社の商品がメイドインジャパンとしての価値を最大限に活用できるよう、工場や現地法人を設立し、現地での生産や技術指導を行っています。これにより、日本企業は世界市場で競争力を持ち続け、世界の人々から認めれらる価値を提供できると考えています。

まとめ

株式会社メイドインジャパンは、日本の隠れた技術や職人による製品を世界に広めるために設立されました。ひろゆき氏のビジョンには、日本製品の価値再認識や地域文化の継承、そして海外市場への展開があります。この新しい挑戦が成功することで、日本製品への理解と評価が高まり、多くの人々にその魅力が伝わることが期待されます。

日本の企業や商品が海外で活躍することは、日本経済だけでなく、日本の文化や価値観を広めることにもつながります。特に海外のバイヤーにとってはメイドインジャパン製品は非常に魅力があり、大きな市場を形成しています。

ひろゆき氏率いる「メイドインジャパン」の活動は、単なる製品開発にとどまらず、日本の技術力や職人の価値を世界へと届ける重要な役割を果たすことが期待されています。「モードインジャパン」(Mo,de in Japan)のアラミド繊維製品は、耐久性・安全性に優れた「一生着られる服」として、今後大きな注目を集めることでしょう。

今後、メイドインジャパンの自社製品を持つ企業は、海外進出を積極的に検討し、日本の優れた技術と文化を世界に発信していくことが求められます。ひろゆき氏の新たな挑戦が、日本のモノづくりの未来に新たな可能性を切り開くことを期待しています。

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