仏具下請け工場が作った 世界を魅了する食器
いま、欧米のレストランや雑貨店で評判を呼んでいる食器がある。ぐにゃぐにゃと、好きに形を変えられる皿やかご・・・。金属の中でも”スズ”を使った食器だ。
これを作ったのが富山県高岡市の銅鋳物メーカー「能作」。創業以来、仏具、茶道具メーカーの下請けを続けてきたが年々受注は減少し、売り上げはかろうじて横ばい…。
そこで4代目社長の能作克治さんは、自社商品を作る事を決意した。純度100%のスズを使った食器が世の中にないことに目をつけ、独自の鋳造技術で開発に成功。
日本の百貨店に出したところ、たちまち人気商品になった。さらに海外にも積極的に売り出し、欧米や中東などに輸出している。
「日本の町工場のポテンシャルは高い。世界にどんどん打って出るべきだ」と語る能作さん。世界を相手にさらなる市場拡大に乗り出している。
銅鋳物メーカー「能作」
富山県高岡市の銅鋳物メーカー「能作」は1916年(大正5年)に創業。高岡の地に400年伝わる鋳造技術を用いて仏具製造をスタートしました。
鋳造(ちゅうぞう)とは、溶かした金属を型に流し込み、成型する製造工法です。
創業当時は仏具、茶道具、花器を中心に製造してきましたが、近年ではデザイン性の高い、インテリア雑貨や照明器具などを手掛けています。風鈴やテーブルウェアの凛とした佇まいも、熟練職人の高度な鋳造技術や、丁寧な仕上げ加工によるものです。
社名の由来は、『より能(よ)い鋳物(いもの)を、より能(よ)く作る』
能作は技術と素材を最大限に生かすデザインを探求し続け、高岡の地で人に愛され、地域に誇れるものづくりを目指しているそうです。
自在に曲がる錫(すず)素材の『KAGO』
やわらかい錫(すず)の特徴を最大限に生かした商品です。
引っ張ったり曲げたりすることで、かご状に変形することができます。フルーツかごやワインボトルなど、好きな形にアレンジできます。
この画期的なデザインが高く評価され、ヨーロッパの高級レストランやアメリカでもその独自性に注目が集まっているテーブルウェアです。
KAGOシリーズは、形状が四角いスクエア、ハニカム、スマホ立てになるフレックス、花をモチーフとした、ダリアやローズ、ベルフラワーやロータスなど、デザイン好みや用途に合わせて、様々な模様やサイズが選べるのも魅力のひとつですね。
ショップに展示されていると、子供はもちろん大人も手に取って形を変えたくなります。
- パレスホテル東京店
- 日本橋三越店
- 松屋銀座店
- 阪急うめだ店
- 福岡三越店
- マリエとやま店
- 富山大和店
- GALLERY NOUSAKU
能作 錫100% 「曲がる器」
能作の大人気商品 『曲がる』 KAGOはこちらからご購入できます。
能作公式サイトは、こちら http://www.nousaku.co.jp/
(サイトを開くと音が出るのでご注意ください 汗)