100歳のおばあちゃん「タミさんのパン焼き器」が人気
多種多様に用途が存在するパン調理器具
そのなかでも南部鉄器で作られた「タミさんのパン焼き器」が人気のわけは?
出典:http://oigen.jp/ |
懐かしい煙突型のパン焼き器
終戦直後、子供たちのためにジェラルミン製のパン焼器でパンを焼いたタミさん。
平成11年に発売されたタミさんのパン焼器は、その煙突型のパン焼を南部鉄器で復元しました。
分厚い南部鉄はまんべんなく熱が伝わるので、パンの中までしっかりと火が通り、ふっくらと美味しく焼きあがります。
また、南部鉄の材質だけでなく、鍋の中央が煙突状になっているので、熱を均一に伝えて、まんべんなくふっくらと焼き上げます。
材料を入れてガスレンジにかけるだけという手軽さも魅力です。
南部鉄器
南部鉄器はその名前から、日本の南方で生産されていると思われがちですが、実は岩手県盛岡市にある、南部鉄器協同組合連合会の加盟業者によって作られている鉄器です。
奥州藤原氏が江州(現在の滋賀県)から鋳物職人を呼び寄せ、鋳造業を根付かせ、その後中尊寺の梵鐘(ぼんしょう)などを製造させたのが、はじまりです。
1975年(昭和50年)2月17日に通商産業大臣指定伝統的工芸品(現・経済産業大臣指定伝統的工芸品)に指定され、伝統工芸士は21名いるそうです。
Wikiペディアでは、盛岡市の南部鉄器は南部藩由来の南部鉄器であり、奥州市にある南部鉄器は岩手県の南側にあるので南部鉄器と呼ばれているそうで、名前の由来が地域によって違っていると記されています。南部鉄器 – Wikipedia
OIGEN
岩手県奥州市にある及源鋳造(おいげんちゅうぞう)株式会社。
創業は1852年(嘉永5年)と160年の歴史があり、明治/大正時代は及川源十郎鋳造所でしたが、現在の社名になったのは会社設立の1947年(昭和22年)です。
歴史のある鋳造メーカーですが、現在ではブランド化し、六つアラレすき焼き鍋やグリルパン、ココットやご飯釜など、デザイン性の高い様々な商品を生み出しています。
タミさん生誕100歳の記念モデル 『タミパンクラシック』 F-100
2014年に発売されたタミパンクラシックはタミさん生誕100歳の記念モデルで、従来のSiセンサー付きガスコンロに加え、オール電化のご家庭でも使えるように、IH調理機にも対応しました。
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タミさんのパン焼き器 タミパンクラシックは、こちらからご購入できます。
販売元の及源鋳造株式会社の公式サイトは、こちら http://oigen.jp